2018.07.09
本郷の古い建物
寒いよりは暑い方がまだ耐えられるんですがね、限度ってものがありますよね。
それでも自宅でエアコンを付けるのをためらう東京本社のYです。
日曜日はお芝居を観に行ってきました。
札幌のK部長からお勧めされたお芝居で、
文字を持たないアイヌに口承されてきた「カムイユカラ」を、
日本語で訳、ローマ字で音を書き起こした「アイヌ神謡集」の著者、
知里幸恵さんの生涯を綴った一人芝居です。
「ゴールデンカムイ」に登場するアイヌの少女アシリパさんと同年代の女性の話
しかも、衰退の一途をたどっていたアイヌ文化復活のきっかけを作った女性とあって、
飛びついて観てきました。
はい、もう号泣です。
鼻ずびずびです。
K部長に「めっちゃ泣いたー!」って報告しました。
報告大事。
また、このお芝居が行われた会場が、いい雰囲気なんですよ。
こちら「求道会館」という建物なんですが、知里幸恵さんが「アイヌ神謡集」執筆のために滞在していた
金田一京介邸のすぐ近くにある建物で、大正4年に建てられたそうです。
石とレンガで作られた重厚な建物で、教会かな?と思ってたのですが、
なんと仏教系の説法場だったのだそうです。
内装も不思議で、教会のようなベンチが並んでいるんですが、
壇上には六角堂の奥半分が壁に埋まったようなお堂があるんです。
でもそのお堂以外は教会なんですよ。
是非一度見て頂きたい。
求道会館
和洋折衷の趣ある建物なんですが、今回のお芝居にものすごくマッチしていてよかったです。
いやー、一見の価値あるお芝居と建物を一度に見る機会に恵まれて大変充実した一日でした。
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